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2011-03-11

世界レベルで見て北大に優位性のある研究分野について

 

研究戦略室では、「北大を特徴づける研究分野及び研究テーマ」のうち「世界レベ ルで見て北大に優位性のある研究分野」を選定しましたので、以下のとおり掲載します。

番号 カテゴリー 研究テーマ 簡単な説明 関連する主要部局等
11G-1 基礎研究(一般) 心の社会性に関する研究 心は集団環境における適応課題を解く道具群から成るシステムであるという観点から,心の設計を進化ゲームモデルと行動・生理・脳計測実験により明らかにし,社会科学の基盤となる人間像を提供する。 文学研究科
11G-2 基礎研究(一般) 多元分散型統御を目指す新世代法政策学 知的財産法のように政策形成過程に構造的なバイアスが存在する分野では、法の解釈論に終始する従来型の法学論は通用しないという問題意識の下、21世紀COEプログラム「新世代知的財産法政策学の国際拠点形成」を通じて市場、立法、行政、司法等の決定機構を多元的にインタラクティブに統御して問題解決を図る研究手法を確立し、現在も引き続きグローバルCOEプログラム「多元分散型統御を目指す新世代法政策学」を遂行している。 法学研究科
11G-3 基礎研究(一般) EU研究(ヨーロッパ統合,地域主義比較,国際政治思想,グローバル・ガバナンス,リプロダクション) 統合ヨーロッパにおける重層的地域秩序を考察し、アジア地域形成との比較研究に乗り出し、それらをベースに、国境を越えた秩序のあり方(グローバル・ガバナンス)を研究する。 法学研究科
11G-4 基礎研究(一般) 宇宙物質の分析による太陽系の起源研究 世界唯一の同位体顕微鏡を開発し,それを用いて隕石や惑星探査機リターンサンプルの研究に基づく新しい太陽系形成論を展開する。 理学研究院
11G-5 基礎研究(一般) 大気・海洋・陸面・雪氷からなる気候系研究 本学が誇る地球惑星科学の中でも中核的な本テーマは,国際的に高い評価を受けている.さらなる発展には,部局横断的な重要テーマとして掲げることが必要である。 理学研究院
11G-6 基礎研究(一般) 非線形・対称性・特異性に関する数学および数理的研究 純粋数学を核として最先端のさまざまな分野との連携を強化し,これらの先端分野の発展に寄与するとともに,数学関連の多様な分野の深化および進化をはかろうとするものである。 理学研究院 数学連携研究センター 
11G-7 基礎研究(一般) 化学反応・生体分子系における統計性と選択性の解明、自然現象・社会現象の散逸構造ダイナミクスの数理的解明、思考・記憶等の脳の高次機能の数理モデルと実験による解明 ミクロな一分子計測に基づく生命動態システムの解明からマクロな散逸構造ダイナミクスの解明,そして21世紀の未開拓分野である脳の高次機能の解明を数理モデルと実験の協働により推進する。 電子科学研究所
11G-8 北大ならではの研究 地球生態圏変化の統合研究 「実学の重視」のもとで,地球科学と生態科学が融合した学問分野「地球システム科学」を創造,GCOEを核にし,IGBP等の国際プログラムに貢献した世界的拠点を形成 地球環境科学研究院
11G-9 北大ならではの研究 北太平洋における海洋生態系の保全と生物資源の持続的利用を目指す国際的海洋研究 人類のWell-beingに向けた持続可能な社会確立のために,「食」とその母体である「海」を"Glocal"にプロトタイプとネオタイプ両方の科学に基づき守っていく。 水産科学研究院
11G-10 北大ならではの研究 スラブ・ユーラシア地域の歴史,文化,政治,経済,国際関係の諸分野にわたる総合的な地域研究 共同利用・共同研究拠点として国内随一の資料コレクションを備え,共同研究員・外国人研究員制度,各種プロジェクト,諸外国の施設との協定,シンポジウム,成果出版等を行う。 スラブ研究センター
11G-11 北大ならではの研究 北方圏の自然社会環境と人々の健康増進および安全確保に関する研究 北方圏の国々では,野生動物や媒介動物などの自然環境と密接に関連して,重篤な人獣共通感染症が多発している。これらの感染症の発生要因とその予防対策に関する研究を実施する。 獣医学研究科
11G-12 北大ならではの研究 人獣共通感染症国際共同研究教育拠点の創成 人獣共通感染症の克服に向けた研究・教育を推進し,国内外に感染症対策の科学基盤を提供すること,ならびに人獣共通感染症対策に貢献する専門家を育成,供給することを目的とする。 人獣共通感染症リサーチセンター
11G-13 北大ならではの研究 氷表面化学と宇宙における分子進化 極低温の氷星間塵(氷微粒子)上での化学反応は,宇宙における分子進化(複雑な有機分子生成)の鍵である.低温科学研究所グループはその実験的研究で世界をリードしている. 低温科学研究所
11G-14 北大ならではの研究 オホーツク海をはじめとする海氷域の環境変動に関する研究 オホーツク海をはじめとして,南極海,北極海などの海氷域の変動と,それが海洋循環,大気循環,物質輸送,生物生産などに与える影響についての多角的な研究 低温科学研究所
11G-15 北大ならではの研究 光合成の機能,進化,環境適応の解明と農学的応用展開に向けた総合的研究 光合成は地球環境と生物圏を支える最も基本的な過程を担っている。さらに,将来,光合成のエンジニアリングを通じた農学的応用展開や森林などの二酸化炭素吸収・放出などに関する地球環境科学的応用展開も期待される。 低温科学研究所
11G-16 グリーンイノベーション 有機・無機・生体触媒が拓くグリーン・ライフイノベーション 世界に誇る北大の『触媒』を基盤とする化学は,エネルギー,マテリアル,環境および医療にわたる広い研究分野において高い実績を持つ。その実力の一端は今回のノーベル化学賞受賞によって示されている。 総合化学院(理学研究院・工学研究院・触媒化学研究センター)
11G-17 グリーンイノベーション 中性子や電子,イオン等の量子ビームを利用し物質の構造を解析及びナノ・マイクロ構造を構築する量子ビーム科学 中性子や高エネルギー電子,イオン等の量子ビームを利用し物質や材料のナノ・マイクロの構造を解析・評価し革新的な物質・材料創製によりグリーンイノベーションを推進する。 工学研究院
11G-18 グリーンイノベーション 金属表面処理・腐食防食に関わる分野 本学「Corrosion Research Group」は,金属腐食防食,高機能化のための表面処理,新材料・エネルギー・電気化学分野に関わる工学研究院,歯学研究科の研究者が組織し,30年余にわたり先端研究と国内外への情報発信を行っている。 工学研究院
11G-19 グリーンイノベーション 健全な水環境と流域圏水代謝研究 流域圏の持続可能な水代謝システムに必須の自律・分散型先端的水処理技術,排水分離処理技術,病原微生物や化学物質のリスク評価技術を確立する。 工学研究院
11G-20 グリーンイノベーション 高光電変換効率を有する太陽電池の創成 これまで有効に光電変換する術のなかった赤外光を確実に電気エネルギーに変換できる革新的な光電変換技術の開発に成功し,紫外,可視,赤外の幅広い太陽スペクトルに対応できる独創的な太陽電池システムの研究開発を進め,世界的に注目される成果を上げてきた。 電子科学研究所
11G-21 グリーンイノベーション ナノエレクトロニクスを応用したグリーンエネルギー社会実現のための研究 半導体ナノテクノロジなどに代表されるナノエレクトロニクスを応用した,次世代低環境負荷技術に関する研究分野を提案する。 量子集積エレクトロニクス研究センター
11G-22 グリーンイノベーション 植物RNAの機能の解明とRNA工学への利用 RNA機能の研究は世界的に注目されている。植物RNAウイルスおよび低分子RNAの機能,RNAサイレンシングおよびmRNA転写後の発現制御など,RNA機能発現機構の解明とその利用において,世界的レベルの研究を行っている。 農学研究院
11G-23 ライフイノベーション 癌の動体追跡放射線治療医学に関する研究分野 動体追跡技術などで生体の機能・動態を解明し,がんの最先端の臨床診断治療研究に繋げている。 医学研究科・北海道大学病院・アイソトープ総合センター
11G-24 ライフイノベーション 癌・感染・炎症・自然免疫に関する医学研究分野 癌・感染・炎症・自然免疫に関する基礎研究およびそれらを基盤にした先端臨床研究領域は北海道大学が市川先生以来の歴史を誇る世界レベルの研究領域である。 医学研究科・北海道大学病院
11G-25 ライフイノベーション 難治性疾患に対する分子・遺伝子・細胞治療に関する医学研究分野 皮膚,眼などの様々な難治性疾患の病態を世界に先駆けて分子レベルで解明し,それに基づいた新しい分子・遺伝子・細胞治療を開発して,世界をリードしている。 医学研究科・北海道大学病院
11G-26 ライフイノベーション 運動器疾患の再生・再建治療に関する医学研究分野 北海道大学では,新しい生体材料およびグライコミクスを応用して,運動器(軟骨・骨・靭帯・関節)の再生・再建治療に関するユニークな研究が行われており,高い業績を上げて世界をリードしている。 医学研究科・北海道大学病院
11G-27 ライフイノベーション 種々の生活習慣病に対する分子標的治療に関する医学研究 種々の生活習慣病(心血管疾患,合併眼疾患,等)の原因としての分子病態を世界に先駆けて解明し,その制御に基づく新たな治療法の開発を行って世界をリードしている。 医学研究科・北海道大学病院
11G-28 ライフイノベーション ナノ微粒子誘起生体反応:生命活動に関与するナノ物質のリスクアセスとバイオ医療応用開発 ナノ物質はそのサイズ自体が生体反応を誘発し、細胞貪食、体内侵入・関門透過ステルス性によりナノレベルの応答を誘導し生命活動に関与する。その現象解明とバイオ医療応用を図る。 歯学研究科
11G-29 ライフイノベーション PETを主体とした最先端映像法の開発と先端医療への応用 分子プローブ開発と装置の開発による最先端PET映像法を開発実用化し,生体での病態評価を行い,先端医療に活かす。 医学研究科・北海道大学病院
11G-30 ライフイノベーション 蛍光バイオセンサーと次世代顕微鏡および画像解析法を融合した学際的研究 世界的なバイオイメージングの潮流を受け,発光性タンパク質技術と非線形光科学,並びに先進的画像解析技術を融合し,生命科学分野への応用を進める。 電子科学研究所
11G-31 ライフイノベーション 光・放射線イメージング技術を用いた生命現象の可視化に関する研究 光と放射線のそれぞれの特徴を活かした分子イメージングの生命科学への応用を進める。 医学研究科・アイソトープ総合センター・脳科学研究教育センター
11G-32 ライフイノベーション バイオインスパイアード・マテリアル(Bio-inspired materials)研究および創薬科学研究 生物学と化学,物理学の融合科学を基本とした,軟骨修復等のための超強度生体適合ゲル等の医学材料研究や糖鎖・脂質を中心とした創薬科学研究。 先端生命化学研究院
11G-33 ライフイノベーション 海洋生物由来の機能性天然分子の開発と創薬への利用 研究代表者は,海洋生物を素材として新規骨格をもつ天然物質の探索を行い,新しい医薬品または生物学的試薬のリード化合物として期待される天然物質を見い出している。 薬学研究院
11G-34 ライフイノベーション 化学物質をはじめとする環境要因の人へのリスク:特に次世代影響の解明 環境化学物質の次世代影響の解明のために道内2万人母子の疫学調査「北海道スタディ」を実施中。世界的にも注目されている。 環境健康科学研究教育センター
11G-35 ライフイノベーション 負情動生成機構と脳腸相関に着目した心の病の領域融合型研究 ストレスによる脳および消化管機能障害の最先端研究成果を融合し,不安・うつなどの負情動と脳腸相関に焦点をあて,心の病の画期的治療薬・治療法開発目指した領域融合型研究を行う。 薬学研究院
11G-36 ライフイノベーション 眼球運動のメカニズムに関する研究とその臨床応用 小さな対象物を目で追う場合,対象物の網膜上のずれを刺激として眼球速度をそれに合わせるが,なぜ時間遅れなく行うことが可能なのかについて検討し,その成果を発表している。 保健科学研究院
11G-37 IT革命 高度情報化社会を支える大規模超高速な次世代情報処理基盤技術 安心安全,グリーンICT,ライフイノベーション等に代表される未来の高度情報化社会を支えるために不可欠となる大規模で超高速な次世代情報処理基盤技術を追究する. 情報科学研究科
11G-38 IT革命 グリーンIT社会の実現を目指したナノエレクトロニクス研究 ナノエレクトロニクス技術を省エネルギーの情報通信技術(グリーンIT)へと応用するための研究 −来たるべきIT機器・システムの増大を見据えて− 情報科学研究科
11G-39 IT革命 次世代超高速通信網の核となる高度フォトニック基盤技術の研究開発 今後20年間に1000倍の大容量化が必須とされる情報通信ネットワークの飛躍的な高度化を目指し,次世代超高速通信網の核となるフォトニック基盤技術を実現する。 情報科学研究科
11G-40 IT革命 高度情報検索技術と情報通信基盤による社会事象データベース実現に関する研究 持続可能な社会形成のため,社会事象データからの価値創出を目指し,次世代情報解析理論の創出とその実装を可能とする情報通信基盤を実現する。 情報科学研究科
11G-41 IT革命 光子を用いた量子情報技術 光子一つ一つの量子状態を制御することで,物理的に完全な安全性を保証する量子暗号通信や,既存のコンピュータに決して解けない問題を解ける光量子コンピュータの実現が提案されている。また,光による測定感度を飛躍的に高める,量子光計測も大きく期待されている。 電子科学研究所

(学術部研究協力課)